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蛭子能収氏インタビュー 「世界にはばたけ!蛭子さん~そもそも、なぜ漫画家に?~」 (1/5)

10/09/01 10:30

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2009年末、密かに根本敬氏(特殊漫画家) が結成した新プロジェクト「ハッテンバプロダクション(国際特殊機関)」なのですが、
※詳しくは⇒根本敬インタビュー

要は、蛭子さんを海外へコミックアーティストとして売り込み、日本での漫画家としての価値を高めようというプロジェクトです。
しかし、当人の蛭子さんはこのプロジェクトをどう考えているのか?
早速、聞きに行って参りました。

だが、そもそも「漫画家の蛭子さん」とテレビなどでご存知の方は多いでしょうが、蛭子さんの漫画家としての部分をご存知の方はどれくらいおられるのでしょうか?
そこで今回は、口を開けばお金の話で有名な蛭子さんに「漫画家」の部分も聞いてみました!




1 ハッテンバプロダクションについて


―このハッテンバプロダクションはどういった経緯で結成を?

俺もよく分かんないだよ。
根本さんとジェネラルマネージャーのMさんっていう人が知り合いだったんですね、たぶん。そんで、その人はすごく英語がしゃべれる人で。
だから根本さんも「英語力を使って世界に向けて何かをしたい」って考えたんじゃないですかね?
フランスとかアメリカでは日本のコミックが凄く優著にされてて
手塚治虫さんとか石ノ森章太郎さんとか大御所の人達はもう紹介済みだから
次はちょっとこうマイナーな人っていうかちょっとアングラ的な漫画家を探してるような雰囲気なんじゃないですか?

―根本さんの漫画とかはフランスのオムニバス本によく誘われたりしてますもんね。

海外では多分ね、ストーリーを追った漫画は求められないと思うんですよ。
漫画の1コマを切り取って、それを芸術として見るというね。
だから、本来のストーリーのある漫画って考えたらもう違いますよね。
ただ漫画の1コマ1コマを「アート」として切り売りするっていう事なんですよ・・・多分。

―1コマ漫画というよりも、1枚絵といったような?

要するに漫画もいくつもストーリーがあって、
その中の1コマが例えばレイアウトも面白かったり、絵が面白かったりするから。
それをピックアップして、バァってこう1枚の絵にして売ろうっていう・・・(のがハッテンバプロダクション)
まぁ、根本さんと俺はそんな感じだけど。
あと・・・えっと・・・・えー・・・・・

―佐川さん?

そう、佐川さんをどう売ろうかっていうのが難しいところでしょうね。

―そのハッテンバプロダクションの話を聞いたとき、蛭子さんはどう思われましたか?

まぁ、いいんじゃないの。
それ程、「わぁ、スゴイね」っていうあれは無いけど。
実際にスゴイなって思ったのはジェネラルマネージャーに呼ばれてホテルのロビーに行くと、俺の絵を見たフランス人がやって来て、当日に俺が持参した絵を持っていったんですよ。
ほんで、本当にパリで展覧会が行われたんですよね。それにはビックリした。
まさかこんなに現実的になるなんて・・・へへへ(笑)
ただ、今のところお金には全然なってないんですよ。

―やはり、すぐにお金というのは難しいんでしょうね。

だから、俺は最初「もしかしたら、このフランス人は詐欺なんじゃないか?」って思ったりしてさ。ただ絵を持って行っただけで、こっちには全然お金は払わずに、
むこうで勝手に売ろうとしてんのかな?って。
最初は色々考えたりしましたよ。

―蛭子さんは「自分の絵は海外でもいけるんじゃないか?」って思われてましたか?

そんな大それた事はあんまり考えてないですけど・・・
売れれば良いなとは思いますけどね。
ただ、俺の絵は昔から「アートとしてはいけるんじゃないか?」って
恥ずかしいけどちょっと思ってましたよ。
何でかっていうと、高校の時に、グラフィックアートをクラブ活動でやっててね。
そういうのが凄く好きだったんですよ。
例えば文字のレイアウトとか、絵を端っこに置いたらこっち側の空間が意外とよく発揮されるとか。
自分では、そういうのを漫画に取り入れたつもりなんですよ。
だから1枚絵でもさ、1コマを拡大してバンと貼り付ければ「アート」としていけんじゃないかな?って少し思ってました。

―確かに蛭子さんの漫画の扉絵とかは内容と関連性の無い1枚絵に描かれてますもんね。

そう、実は横尾忠則のマネをしてるんですよ。(笑)
・・・ちょっとだけだよ。

―じゃあ、蛭子さんは最初は漫画からではなくデザインから入られたんですね。

そうそう、グラフィックデザイナーになりたかったです。


※このイベントは都合により中止になりました。
蛭子能収展
日時:9月2日から9月28日まで(平日12時より23時、土日12時22時/水曜日定休)
会場:55CAFE
入場料:ご来店の際は1オーダーをお願いしております。
アクセス:田園都市線 二子新地駅より徒歩30秒
詳しくは⇒ http://ameblo.jp/fiveandfive/entry-10615199676.html


蛭子能収 (えびす よしかず)

昭和22年10月21日生まれ。長崎出身、O型、天秤座、長崎商業高校卒。
看板店、ちりがみ交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳漫画家に。
その後TVにも出演。現在「蛭子コレクション」全21冊のうち7冊発売中。
作風は不条理なギャグやギャンブルについての4コマ漫画、あるいは暴力的なモチーフを多用して内面のダークな世界を描く短編で知られる。

WEB) 蛭子能収 OFFICIAL WEB SITE
BLOG) エビスのシネマミシュラン



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