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タイム涼介インタビュー(6/6)

11/07/16 10:00

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6 これから

― 4年間長かったですか?

いやぁ、長かったですよ。

― しんどかったですか?

いま思えば、凄いしんどかったですね・・・二度とゴメンですよ。
1回限りって分かってたから出来ましたね。
もう死ぬ気で描く感じだったんで。
本当に絵がヘタだから
毎回毎回、上手くなるように成長するつもりで描いてたんで。

― そして描き終わった今は、自分の中からイサキ達は抜けましたか?

抜けない抜けない。キャラクター全員を好きになっちゃったんで。
今はそいつらが根こそぎ引っ越しちゃったみたいで。
「独りになっちゃった・・・」って感じですね。

― 悲しいですね。

悲しいよ!

― では、連載後に実写映画化された事はどうですか?

だから映画になって、演じてくれた彼ら彼女らが目の前に立ってくれた時に
「帰ってきてくれた」って感じで凄い嬉しかったですね。



― そして今は、新連載『-I.C.U.-』(コミックビーム)も始まって。
また、キャタクターの成長と自分の成長と一球入魂となると・・・体力もちますか?


だから、今やってる新連載はキャラの年齢を自分に近くしたんですよ。
なので毎回、毎回成長にしないでも良いっていうか
もうちょっと等身大で臨めるなかって思いますね。

― でも、今までの経験からいくと・・・

今は落ち着いて描けてるけど・・・まぁ、成長していくんでしょう(笑)

― また、思うように行かなくなっちゃう(笑)

クセなんでしょうね。

― だからこそ、タイムさんの漫画はいつもどうなるのか分からない魅力があるんですよ。

危なっかしいんですよね。決まってないし。
実際にいま「次回どうすんだろ?」って状態になってて。
どうやって解決したら良いか分からないから
主人公と一緒に考えないといけなくて。

― すでに解決方法が分からずに描いてる状態なんですね(笑)


だから描いてて、凄いライブ感がありますよ。(苦)

― このスタイルを変えない限り、同時に連載を多数抱えるなんて出来ないのでは?

それが課題なんですよね。
マズイじゃないですか?それって・・・まぁ、楽しいけど。
そりゃ、お金もいっぱい欲しいけど
それよりも僕は呼吸をしなきゃなんないんですよね。
だから、吐き出さなくちゃいけない。

― 今は、このスタイルじゃないと頭の中に溜まってるモノが吐き出せない?

そうですね。

― じゃあ、今もし漫画を取り上げられたら?

無かったらどうすんだよ!って話ですよね。
マズイことになってんじゃないかな・・・
またナイフを投げる練習をやっちゃうんじゃないですかね?
『タクシードラーバー』のトラヴィスみたいに(笑)

― 危ない危ない!(笑)やぱり根底に「自分が嫌い」っていうのは変わらずあるんですね。

「自分が嫌い」っていう自分が好きなんでしょうね。

― またややこしく(苦)、今回でタイムさんがどんな方かよく分かった気がします。

断っとくけど、家庭にトラブルは無かったんで!
わりと健全な中流家庭で育ったんだけど、マズイのは自分だけだったから。
だから、自分にさえ決着をつけていければ全てが上手くいくと思うんですよね。

(完)




タイム涼介 (漫画家)
1976年生まれ。神奈川県出身。1995年、高校在学中に、第176回ヤングマガジン月間新人漫画賞にて『タオル』が入選、デビュー。主な著書に『日直番長』『あしたの弱音』など。ギャグ作品を中心に描いてきたが、2007年よりコミックビームにて新境地を拓くストーリー漫画『アベックパンチ』を連載。2010年、約4年にわたる連載が無事終了。
2011年、同作が『月刊コミックビーム』15周年記念作品として実写映画化される。
現在、コミックビームにて新連載『-I.C.U-』を連載中。

■本人ブログ
タイムのブログ http://ameblo.jp/time000/

■WEB
タイム涼介本店HP http://www.time-ryosuke.com/

■ツイッターアカウント@time_ryosuke
http://twitter.com/time_ryosuke

映画「アベックパンチ」
公式サイト
映画「アベックパンチ」予告編(youtube)



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